この記事でわかること
- 電車の移動中にふくらはぎを鍛える具体的な方法
- ふくらはぎを鍛えることで得られる5つのメリット
- 「隙間時間を無駄にしない」という発想が今の生活にどうつながっているか
周りは何もしていないが、私だけこっそりやっていた
電車の中を見渡すと、スマホを見ている人、目を閉じて休んでいる人、窓の外をぼんやり眺めている人——みんな思い思いに時間を過ごしている。
でも私だけ、こっそりトレーニングをしていた。
外から見てもわからない。つり革を握りながら、ただ立っているように見える。でも実際は、踵をゆっくりと持ち上げて、その状態をずっとキープしていた。
通勤の時間を、トレーニングの時間に変えていた。
電車通勤をしている方に聞きたい。その移動時間、何かに使えているだろうか。
やり方はシンプル。踵を上げて維持するだけ
方法は難しくない。
- 電車が発車したら、ゆっくり踵を上げる
- その状態を区間中ずっと維持する(カーフレイズのホールド)
- 次の駅に停車したら踵を下げてリセット
- 発車したらまた踵を上げる
これだけだ。区間が長ければ長いほど、筋肉への刺激が増える。
カーフレイズとは、踵を上げ下げするふくらはぎの筋トレだ。通常はリズムよく上げ下げを繰り返すが、この方法は「上げた状態をキープする」ことで、筋肉に継続的な負荷をかけられる。

バランスが心配な方へ
つり革や手すりをしっかり使えば、バランスは十分取れる。
ただし、混雑した電車の中では無理をしないこと。周囲の乗客の迷惑にならないよう、状況を見て判断してほしい。すいている時間帯や車両を選ぶのが現実的だ。
ふくらはぎを鍛えるメリット
なぜふくらはぎなのか。鍛える価値があると感じた理由を整理したい。
① 「第二の心臓」として血液循環を助ける
ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれることがある。
下半身に流れた血液を心臓へ戻す際、ふくらはぎの筋肉がポンプのように働く。この筋ポンプ作用が弱くなると、血液が足に滞りやすくなる。鍛えることで血液循環が改善し、心臓への負担も軽くなる。
② むくみ・冷えの改善
血流が良くなると、足のむくみや冷え性が改善されやすい。
デスクワーク中心の生活では、夕方になると足がパンパンになる、という経験がある方も多いのではないだろうか。通勤中のふくらはぎトレーニングは、そういった悩みへの地味だが効果的な対策になる。
③ 転倒リスクを下げる
ふくらはぎにはヒラメ筋という筋肉がある。ヒラメ筋は「姿勢筋」とも呼ばれ、立位のバランスを保つのに重要な役割を担っている。
50代に差し掛かると、転倒リスクが少しずつ上がってくる。ふくらはぎを鍛えることは、日常の安定した立ち姿勢を保つための地道な投資でもある。
④ 基礎代謝が上がる
ふくらはぎは下半身の中でも大きな筋肉だ。大きな筋肉を鍛えると、それだけ基礎代謝の向上につながる。
特別な器具も場所も必要なく、通勤しながら代謝を上げられるなら、やらない理由がない。
⑤ 歩行が楽になる
継続してふくらはぎを鍛えると、日常の歩行が変わってくる。
疲れにくくなり、歩幅が自然と広がる感覚がある。ジムでのウォーキングや日常の移動が、以前より軽く感じられるようになった。
今は徒歩通勤。でも、あの発想は今も生きている
現在の私は電車通勤をしていない。
毎朝3時50分に起きて、徒歩30分でジムへ向かい、筋トレとウォーキングを終えてそのまま出勤する。電車に乗る機会がほとんどなくなった。
だから今は、電車でカーフレイズをすることはない。
でも**「隙間時間を無駄にしない」という発想は、今も変わっていない。**
移動中にハンドグリップで握力を鍛える。洗濯物を干しながら腕立て伏せをする。保育園への送り道にある公園で懸垂をする——こうした「ながら筋トレ」の積み重ねが、今の習慣の土台になっている。
電車でのカーフレイズは、その出発点のひとつだったと思っている。
今日の帰り道から、1区間だけ試してほしい
電車通勤をしている方へ。
完璧にやろうとしなくていい。全区間やる必要もない。まず1区間だけ、踵を上げて維持してみてほしい。
それだけでいい。
慣れてきたら、2区間に増やせばいい。続けているうちに、電車が動き出すタイミングで自然と踵が上がるようになる。習慣とはそういうものだ。
特別な時間も、特別な場所も必要ない。毎日必ずある通勤という時間が、そのままトレーニングの時間になる。
通勤という義務の時間を、自分への投資に変える
電車に乗っている時間は、誰にとっても平等に与えられた時間だ。
その時間を何に使うかは、自分が決められる。
小さな積み重ねが、10年後・20年後の自分の体をつくる。通勤という義務の時間を、静かに自分への投資に変えていく——それだけのことだ。
