筋トレをする50代男性

筋トレは脳卒中を予防する。でもやりすぎは逆効果。研究が示す「ちょうどいい」時間とは

この記事でわかること 筋トレが脳卒中・心血管疾患の予防につながるという研究結果 「週130分を超えると逆効果」という、もう一つの側面 研究を知ったうえで、私が中負荷を選び続けている理由 調べてみたら、驚く事実も見つかった ある日、ふと気になって調べてみた。 「筋トレは、脳卒中の予防に効果があるのだろうか」 80歳、90歳まで自立した生活を続けたいと考えている私にとって、脳卒中は最も避けたいリスクの一つだ。ある日突然、身体の自由が奪われる。そういう病気だからだ。 調べてみると、複数の研究が「効果がある」という方向を示していた。それ自体はうれしい発見だった。 だが同時に、少し驚く事実も見つかった。やりすぎると、その効果が消えてしまう可能性があるというのだ。 筋トレが脳卒中・心血管疾患を予防する根拠 まず、良い面から整理したい。 2018年に米国の科学誌「Medicine & Science in Sports & Exercise」に掲載された研究では、週1〜2回・合計60分未満の筋力トレーニングで、心筋梗塞や脳卒中の発症リスク、そして死亡リスクが下がる可能性が報告されている。興味深いのは、有酸素運動をしているかどうかにかかわらず、この効果が認められたという点だ。 さらに2022年、東北大学・早稲田大学・九州大学の共同研究が「British Journal of Sports Medicine」に発表されている。この研究では、筋トレを実施している群は、総死亡・心血管疾患・がん・糖尿病のリスクが10〜17%低いという結果が示された。 週1〜2回、60分未満。この数字を見て、正直に言えば「思ったより少なくていいのか」と感じた。ハードルは決して高くない。 「やりすぎ」の話:週130分を超えると ここからが、もう一つの側面だ。 先ほどの2022年の研究では、週30〜60分の実施で最もリスクが低くなるという結果が出ている。そして——週130〜140分を超えると、心血管疾患・がん・総死亡に対する好影響が消失し、むしろリスクが高い値を示したというのだ。 この数字を見たとき、正直、少し動揺した。私のトレーニング時間は、明らかにその範囲を超えているからだ。 ただし、ここは冷静に受け止めたい。研究に携わった門間陽樹講師は、**「週130〜140分を超えた人が、筋トレをしていない人より大幅にリスクが高くなったわけではない。長時間の筋トレに警鐘を鳴らす必要があるような結果ではない」**という趣旨のコメントを残している。 つまり、「やればやるほど良い」わけではないが、「長時間やると危険だ」という話でもない。そこは混同しないほうがよさそうだ。 もう一つ、押さえておきたい点がある。この研究はあくまで「時間」のデータで分析されたものだということだ。具体的なトレーニング内容や、負荷の強度までは、データに盛り込まれていない。高強度で追い込む2時間も、軽い負荷で淡々とこなす2時間も、同じ「120分」として扱われている。 では、私のトレーニングはどうなのか 私は週4〜6日ジムに通っていて、1回あたりの時間は約2時間。単純計算すれば、週の合計時間はかなりの数字になる。研究が示す「最適な範囲」からは、大きく外れている。 ただ、一つ違いがあるとすれば、私が実践しているのが中負荷で、筋肉痛が残らないスタイルだということだ。限界まで追い込むことはしない。追い込まないことが50代の正解だと書いた記事でも触れたが、翌日に痛みを残さない強度を意識している。 先ほど書いたとおり、研究は高強度と低強度を区別していない。だとすれば、この結果を中負荷継続スタイルへの直接的な警告と受け取るのは、言い過ぎだと思う。 とはいえ、都合よく解釈するつもりもない。「やりすぎは逆効果になりうる」という事実そのものは、謙虚に受け止めておきたい。 「ちょうどいい」筋トレとは これから始めようと考えている人にとっては、むしろ朗報かもしれない。 疾病予防という観点でいえば、研究上の目安は週30〜60分だ。週1回・30分でも、始める価値は十分にあるということになる。何時間もジムにこもる必要はない。 大切なのは、「続けられる強度と頻度」を自分で見つけることだと思う。高強度で短期間だけ頑張るより、中負荷で長く続けるほうが、健康への投資としては理にかなっている可能性がある。 今日も、中負荷で。無理なく 脳卒中を予防したいから筋トレをしている、というわけではない。なぜ健康に投資し続けるのかは、別の記事に書いたとおり、私が目指しているのは、高齢になっても自立していることだ。 それでも、長年続けてきた習慣が、結果として脳卒中のリスクを下げている可能性があると知って、続けてきてよかったと改めて思った。 今日も、中負荷で。無理なく。

2026年8月30日
筋トレをする50代男性

筋トレが肌の老化を抑制する。50代で若いと言われる理由を調べたら研究があった

この記事でわかること 筋力トレーニングと肌の若々しさに関する研究の中身 真皮が薄くなる仕組みと、筋トレが与える影響 「見た目のためではなかった」筆者が気づいたこと 「顔、若いですね」と言われて、正直戸惑った 50歳になってから、職場の同年代に「顔が若いですね」「肌がきれいですね」と言われることが、ぽつぽつと増えた。 正直、戸惑った。見た目は、これまで一度も気にしてこなかったからだ。 私が筋トレやウォーキングを続けてきたのは、健康を維持するためであり、認知機能や転倒予防のためだった。週4〜6日ジムに通う生活も、鏡に映る自分をよく見せたいという発想からは、まったく生まれていない。 それなのに、なぜ若く見えるのか。気になって、少し調べてみることにした。 最初に頭をよぎったのは、単なるお世辞だろうということだった。同年代のあいさつ代わりの言葉として、深く考える必要はないのかもしれない。それでも、複数の人から似たようなことを言われると、何か理由があるのではないかと気になってしまう。「もしかして、筋トレを続けていることと関係があるのだろうか」——そんな仮説が、頭の片隅に浮かんだ。 調べたら、大学の研究があった 行き着いたのは、立命館大学スポーツ健康科学部の藤田聡教授らの研究チームが、ポーラ化成工業と共同で行った研究だった。2023年、米科学雑誌「Scientific Reports」に掲載され、筋力トレーニングが美肌に貢献する可能性を世界で初めて報告した研究として紹介されていた。 研究の対象は、40〜50代の女性61名。4ヶ月間、週2回の運動介入を行った結果が報告されている。 有酸素運動・筋力トレーニングの両方が、皮膚の弾力性と真皮構造を改善した 特に筋力トレーニングは、加齢によって薄くなる「真皮の厚み」まで改善した 対象は女性だったが、研究チームは筋トレが持つ効果として位置づけている。私のような50代男性にも、同様の効果が期待されると考えてよさそうだ。 仕組みをかみ砕くと 研究では、次のようなメカニズムが示されている。 真皮とは、肌の弾力やハリを支える皮膚の中間層のことだ。コラーゲンやヒアルロン酸が含まれており、加齢とともにこの層が薄くなることで、シワやたるみが生じやすくなるとされている。 筋力トレーニングを行うと、血中の炎症性ケモカイン(CCL28・CXCL4)が減少し、真皮の材料となる細胞外基質「バイグリカン」が増加する。その結果、真皮が厚くなり、見た目の若々しさにつながる可能性がある——という流れだ。 つまり、筋トレは筋肉だけでなく、皮膚の内側にもアンチエイジング効果をもたらす可能性があると示唆されている。断言できるものではないが、体の中で起きている変化を知ると、妙に納得できるものがあった。 これまで筋トレの効果というと、筋力や体力、あるいは血糖値や血圧といった数値の話が中心だと思っていた。まさか皮膚の構造にまで影響が及んでいる可能性があるとは、考えたこともなかった。体は一つにつながっていて、鍛えている部位以外にも、思わぬところに変化が波及しているのかもしれない。 「見た目のため」ではなかったのに ここが、今回一番書きたかったことだ。 そもそも私が筋トレを続けてきた理由は、健康を守ること、認知機能を維持すること、転倒を予防することだった。見た目を目的にしたことは、一度もない。 それでも、長年続けてきた結果として、「若く見える」という副産物がついてきた。狙っていなかったものが、後からついてきたという事実。これが、筋トレを続けることの価値を、改めて教えてくれた気がする。 健康のために積み重ねてきた時間が、思ってもみなかった形で報われる——そういうことも、あるのだと知った。 もし最初から「若く見られたいから」という理由で始めていたら、ここまで長く続けられていたかどうかはわからない。見た目の変化は、日々の中では実感しにくいものだ。健康・認知機能・転倒予防という、もっと切実な理由があったからこそ、地道に続けてこられたのだと思う。結果として見た目にも良い影響があったのなら、それは続けてきたことへのご褒美のようなものだ。 続ける理由が、また一つ増えた 健康・認知機能・転倒予防という理由に、「見た目の若々しさの維持」という理由が新しく加わった。 研究チームは「筋トレはいくつになっても遅くない」というメッセージも発信している。中負荷で無理なく、長く続けることが大切だという考え方は、私自身が実践している方法とも重なる。 同年代で筋トレをしていない人に、「始めるべきだ」と言うつもりはない。ただ、今からでも遅くないという話は、素直に伝えたいと思う。 続けてきてよかった 健康のために始めた筋トレが、脳を守り、骨を守り、そして肌まで守っていたのかもしれない。 続けてきてよかったと、素直に思う。

2026年8月23日
バタフライマシンでトレーニングする男性

追い込まなくていい。バタフライマシンで「静止する」だけで大胸筋に効く話

この記事でわかること ピーク・コントラクション(静止法)とは何か バタフライマシンでの具体的なやり方5ステップ 50代がこの方法を取り入れるべき理由 ベンチプレスで肩を痛めそうになった日 高重量のベンチプレスに挑戦していたある日、肩に嫌な違和感が走った。幸い大事には至らなかったが、「このまま重さを追い続けていいのだろうか」と、その場で考え込んでしまった。 50代になってから、身体は正直に反応を返してくる。若い頃なら気にも留めなかった小さな違和感が、今は無視できない警告に見える。 もっと安全に、それでいて確実に大胸筋に効かせる方法はないか——そう考えて行き着いたのが、バタフライマシンだった。**重さより、効かせ方。**この記事のテーマは、そこに尽きる。 バタフライマシンとは 椅子に座り、左右のバーを握って胸の前で腕を閉じたり開いたりするマシンだ。 動作の軌道が固定されているため、力が腕や肩に逃げにくく、大胸筋をピンポイントで鍛えられる。ベンチプレスのようにバーベルを支える緊張感もなく、万が一力が抜けても重量を落とす心配がない。この安全性の高さは、ジムに通っているからこそ使えるマシンの魅力の一つだと感じている。 特に、大胸筋の内側——胸の中央のライン——を集中して鍛えられるのが特徴だ。注意点はシンプルで、肩が上がりすぎないこと、可動域を広げすぎないことの2つだけ。これさえ守れば、初心者でも扱いやすいマシンだと思う。 「静止する」とはどういうことか ここが、この記事の核心になる。 バタフライマシンで両腕を閉じ切った状態——フィニッシュポジション——で1〜2秒静止する方法を、ピーク・コントラクションという。 筋肉が最も収縮したタイミングで動きを止めることで、その瞬間に最大の負荷を筋肉にかけられる。通常の「閉じて、開く」という動作だけだと、勢いに任せて動かしてしまいがちだ。でも静止することで、「今、大胸筋のどこに効いているか」がはっきりと感じられるようになる。 重量を増やさなくても、止めるだけで負荷の質が変わる。私にとって、これは発見だった。 50代にこの方法が向いている理由 1. 関節への負担が少ない 高重量を扱わなくていいので、肩・肘・手首への負担は最小限に抑えられる。50代で最も避けたいのは、怪我による長期離脱だ。中負荷で続けることが50代の正解だと以前書いたが、バタフライマシンの静止法は、その考え方と完全に一致している。 2. 筋肉への意識が高まる 静止することで、「大胸筋で動かしている感覚」をつかみやすくなる。重量を増やしているのに効いている実感がない人ほど、まず静止を試してみる価値があると思う。 3. 毎日続けられる疲労感に収まる 中負荷と静止の組み合わせは、翌日に筋肉痛が残りにくい。週4〜6日ジムに通うルーティンを崩さずに続けられるのが、この方法の地味だが大きな利点だ。 実際のやり方 難しいことは何もない。誰でもすぐ試せる。 1. シートの高さを調整する バーを握ったとき、肩が自然に下がる高さに設定する。 2. 重さは「10〜12回できる軽め」に設定する 勢いをつけずに、ゆっくり動かせる重さが目安だ。 3. 両腕をゆっくり閉じる 腕の力ではなく、大胸筋で押し合うイメージで閉じる。肩甲骨を寄せすぎず、胸を張った状態をキープする。 4. フィニッシュで1〜2秒静止する 両腕が閉じ切った状態で止まる。大胸筋の内側が「ぎゅっと」縮んでいる感覚を確認する。 5. ゆっくり戻す 重力に逆らうように、ゆっくり開いていく。この戻す動作にも大胸筋が使われているので、丁寧に行うことを心がけたい。 私の実践と感じた変化 以前の私は、重さを増やすことにばかり意識が向いていた。でも静止を取り入れてから、「効かせ方」そのものが変わったように思う。 軽い重さでも、翌日に胸の張りをしっかり感じられるようになった。それでいて、肩や肘に違和感が出ることもなくなった。 「長く続けるためには、追い込まないことが正解だ」——これは頭で理解していたつもりだったが、バタフライマシンでの静止を通して、体感として確信に変わった経験だった。 静止する1〜2秒の中にある答え 重さを追うのをやめた日から、トレーニングが楽しくなった。 静止する1〜2秒の中に、50代の筋トレの答えがあるように思う。 ▶ ながら筋トレに興味がある方はこちら: 電車の中でもできる。ハンドグリップで握力を鍛える話

2026年8月9日
軽い負荷で筋トレをする男性

筋肉痛がないと意味がない?50代の筋トレは「追い込まない」が正解だった

この記事でわかること 「筋肉痛がない=効いていない」が誤解である理由 50代にとって「中負荷・筋肉痛なし・高頻度」が最適な4つの根拠 私が実際に使っている重量・回数・セットの目安 週4〜6日通うための部位ローテーションの工夫 週4〜6日ジムに通っているのに、筋肉痛がほとんどない 毎朝2時に起きて、徒歩20分でジム(エニタイムフィットネス クレアモール川越店)へ向かう。 このルーティンを続けて、もう長くなる。週に4〜6日はジムに行き、筋トレとウォーキングをこなしている。 ただ、ふと自分のトレーニングを振り返って、こう思うことがあった。 「最近、筋肉痛がほとんどない。これって、ちゃんと効いているんだろうか?」 若い頃の感覚だと、「筋トレ=翌日歩けないくらい筋肉痛になるもの」というイメージがあった。それに比べると、今の自分のトレーニングはずいぶん"楽"に見える。 正直、半信半疑だった。でも、調べていくうちに、その不安は確信に変わった。「筋肉痛がない」ことは、50代の自分にとってはむしろ正しいサインだったのだ。 「筋肉痛=効いている証拠」という思い込み 多くの人が、なんとなくこう信じている。 「筋肉痛になるくらい追い込まないと、トレーニングの意味がない」 この感覚自体は、決して珍しいものではない。私自身も長い間そう思っていた。 筋肉痛、いわゆる**DOMS(遅発性筋肉痛)**は、トレーニング後1〜2日して現れる筋肉の痛みのことだ。筋繊維に細かい損傷が起きた結果として生じると考えられているが、トレーニングの効果そのものを示す指標ではない。筋肉痛がなくても、筋肉にはきちんと刺激が入っていることは十分にある。 そしてここからが50代にとって重要な点になる。この「微細な損傷からの回復」には、年齢を重ねるほど時間がかかるようになる。 10〜20代の頃なら2日で抜けていた筋肉痛が、50代では3日、4日と長引くこともある。 週4〜6日というハイペースで通うスタイルにとって、回復の遅れは大きな問題になる。筋肉痛が抜けないまま次のトレーニング日を迎えれば、無理をするか休むかの二択を迫られる。そしてその積み重ねが、継続そのものを脅かしていく。 「中負荷・筋肉痛なし」が50代に最適な4つの理由 1. 継続性――「同じリズムで動ける」ことの価値 筋肉痛がなければ、翌朝も普通に起き、普通に歩き、普通にジムに向かえる。これは地味なようでいて、実はとても大きい。 週4〜6日というペースを支えているのは、特別なモチベーションではなく、「今日も昨日と同じように動ける」という当たり前の積み重ねだ。筋肉痛で動きがぎこちない日があると、その日だけでなく翌日以降のリズムまで崩れやすくなる。中負荷トレーニングの最大のメリットは、この**「リズムを壊さない」**という一点に尽きると感じている。 2. 怪我のリスクを減らせる 50代になると、関節や腱、靭帯の回復力は確実に低下してくる。 高重量・高強度のトレーニングは刺激としては魅力的に見える。けれど、その分だけ関節や腱への負担も大きくなり、痛みや炎症につながるリスクも上がる。 もし怪我をして1〜2週間トレーニングを離脱すれば、積み上げてきたリズムは簡単に崩れてしまう。「強い負荷で短期間の効果を狙う」よりも、「無理のない負荷で何年も続ける」方が、トータルで見た成果は大きい——これは、長く続けてきたからこそ実感できることだ。 3. 筋力維持には、それで十分な負荷がある 「筋肉痛が出ないくらいの負荷で、本当に筋力は維持できるのか」という疑問は当然あると思う。 ここで押さえておきたいのは、最大筋力の60〜70%程度の負荷でも、筋力の維持・向上には十分だとされていることだ。 ボディビルダーのように筋肉を大きくすることが目的なら、もっと高い強度が必要になるかもしれない。でも、私たちが目指しているのは筋肥大ではなく、**「将来も自分の足で歩き、自分の力で立ち上がれること」**だ。その目的にとって、中程度の負荷は十分すぎるほど機能する。 4. QOL・幸福度を下げない トレーニングのあとに「心地よい疲労感」で終わるか、「痛みと強い疲労」が残るかは、その日一日の過ごし方を大きく左右する。 筋肉痛で階段の上り下りがつらかったり、子どもや孫と動くのが億劫になったりすれば、それは生活の質(QOL)を下げる方向に働いてしまう。 私にとってトレーニングは、生活を犠牲にしてまで行うものではなく、生活の質を底上げするための習慣だ。だからこそ、「やってよかった」と素直に思える強度で終えることを大切にしている。 私が実際に使っている負荷・回数の目安 具体的にどれくらいの強度でやっているかというと、だいたい次のような感覚だ。 重さの目安は、**「10〜12回×3セットはこなせるけれど、翌日に痛みとして残らない」**くらいの重量にしている。セット間の休憩は60〜90秒ほど。長すぎず短すぎず、呼吸が整うくらいのタイミングで次に入る。 セットの最後、10〜12回目あたりで「あと2〜3回ならできそうだけど、ここでやめておこう」と感じるラインで止める。限界まで追い込まず、少し余力を残すのがポイントだ。 フォームは、特に効かせたい場面で1秒ほど止める、ゆっくりとした動作を意識している。スピードに頼らず、コントロールしながら動かすことで、軽めの重量でもしっかり刺激は入る。 翌日の感覚は、「軽い張りがある程度」。痛みや、動くのがつらいほどの疲労感は残らない。この状態であれば、翌日もいつも通りジムに向かえる。 週4〜6日通うための部位ローテーション 毎日同じ部位を鍛えていては、回復が追いつかない。そこで私は、部位をローテーションさせて週のスケジュールを組んでいる。 イメージとしては、ある日は胸と腕の押す動作(プッシュ系)、別の日は背中と腕の引く動作(プル系)、また別の日は脚や臀部、というように、同じ部位に連続して負荷をかけないようにしている。こうすることで、ある部位が回復している間に別の部位を鍛えられ、毎日ジムに行っても「今日鍛える部位はフレッシュな状態」をキープしやすくなる。 そしてもう一つ大事にしているのが、週に1日は完全な休養日をつくることだ。トレーニングは一切しない。身体を休ませることも、トレーニングの一部だと考えている。この1日があることで、残りの日のトレーニングの質も安定する。 まとめ:筋肉痛がないことは、サボっている証拠ではない 「週4〜6日もジムに行っているのに、筋肉痛がほとんどない」 最初は、この状態に少し不安を感じていた。でも今は、はっきりとこう思える。 筋肉痛がないことは、サボっている証拠ではない。正しく続けている証拠だ。 50代の筋トレに必要なのは、若い頃のような「追い込み」ではなく、「明日も同じリズムで続けられること」。中負荷で、心地よい疲労感のうちに切り上げる。それを淡々と繰り返すことが、結果的に一番遠くまで自分を運んでくれる。 もし同じように「これで効いているのかな」と感じている人がいたら、伝えたい。そのやり方は、きっと間違っていない。 明日もまた、同じ時間に起きて、同じ道を歩いて、ジムに向かおうと思う。

2026年6月11日
電車内でふくらはぎトレーニング

電車の1区間が筋トレになる。ふくらはぎを鍛える通勤ながら筋トレの話

この記事でわかること 電車の移動中にふくらはぎを鍛える具体的な方法 ふくらはぎを鍛えることで得られる5つのメリット 「隙間時間を無駄にしない」という発想が今の生活にどうつながっているか 周りは何もしていないが、私だけこっそりやっていた 電車の中を見渡すと、スマホを見ている人、目を閉じて休んでいる人、窓の外をぼんやり眺めている人——みんな思い思いに時間を過ごしている。 でも私だけ、こっそりトレーニングをしていた。 外から見てもわからない。つり革を握りながら、ただ立っているように見える。でも実際は、踵をゆっくりと持ち上げて、その状態をずっとキープしていた。 通勤の時間を、トレーニングの時間に変えていた。 電車通勤をしている方に聞きたい。その移動時間、何かに使えているだろうか。 やり方はシンプル。踵を上げて維持するだけ 方法は難しくない。 電車が発車したら、ゆっくり踵を上げる その状態を区間中ずっと維持する(カーフレイズのホールド) 次の駅に停車したら踵を下げてリセット 発車したらまた踵を上げる これだけだ。区間が長ければ長いほど、筋肉への刺激が増える。 カーフレイズとは、踵を上げ下げするふくらはぎの筋トレだ。通常はリズムよく上げ下げを繰り返すが、この方法は「上げた状態をキープする」ことで、筋肉に継続的な負荷をかけられる。 バランスが心配な方へ つり革や手すりをしっかり使えば、バランスは十分取れる。 ただし、混雑した電車の中では無理をしないこと。周囲の乗客の迷惑にならないよう、状況を見て判断してほしい。すいている時間帯や車両を選ぶのが現実的だ。 ふくらはぎを鍛えるメリット なぜふくらはぎなのか。鍛える価値があると感じた理由を整理したい。 ① 「第二の心臓」として血液循環を助ける ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれることがある。 下半身に流れた血液を心臓へ戻す際、ふくらはぎの筋肉がポンプのように働く。この筋ポンプ作用が弱くなると、血液が足に滞りやすくなる。鍛えることで血液循環が改善し、心臓への負担も軽くなる。 ② むくみ・冷えの改善 血流が良くなると、足のむくみや冷え性が改善されやすい。 デスクワーク中心の生活では、夕方になると足がパンパンになる、という経験がある方も多いのではないだろうか。通勤中のふくらはぎトレーニングは、そういった悩みへの地味だが効果的な対策になる。 ③ 転倒リスクを下げる ふくらはぎにはヒラメ筋という筋肉がある。ヒラメ筋は「姿勢筋」とも呼ばれ、立位のバランスを保つのに重要な役割を担っている。 50代に差し掛かると、転倒リスクが少しずつ上がってくる。ふくらはぎを鍛えることは、日常の安定した立ち姿勢を保つための地道な投資でもある。 ④ 基礎代謝が上がる ふくらはぎは下半身の中でも大きな筋肉だ。大きな筋肉を鍛えると、それだけ基礎代謝の向上につながる。 特別な器具も場所も必要なく、通勤しながら代謝を上げられるなら、やらない理由がない。 ⑤ 歩行が楽になる 継続してふくらはぎを鍛えると、日常の歩行が変わってくる。 疲れにくくなり、歩幅が自然と広がる感覚がある。ジムでのウォーキングや日常の移動が、以前より軽く感じられるようになった。 引っ越しを機に、また電車通勤が戻ってきた 住まいを福島県いわき市から埼玉県川越市へ移し、勤務先も変わったことで、生活のリズムが変わった。 毎朝2時に起きて、徒歩20分でジム(エニタイムフィットネス クレアモール川越店)へ向かい、ウェイトトレーニングとウォーキングを終えてシャワーを浴びる。その後、準急電車に乗って池袋の事務所へ向かう。行きの電車では、座席で眠っていることがほとんどだ。早朝の疲れもあって、正直それどころではない。 でも、帰りの電車は違う。夕方以降はたいてい混んでいて、ほとんど立ったままになる。 この記事を書いた頃の発想が、また試せる状況に戻ってきた。 移動中にハンドグリップで握力を鍛える。洗濯物を干しながら腕立て伏せをする。保育園への送り道にある公園で懸垂をする——こうした「ながら筋トレ」は、今も続けている習慣だ。 そこに、帰りの電車でのカーフレイズも、また加えてみようと思っている。 今日の帰り道から、1区間だけ試してほしい 電車通勤をしている方へ。 完璧にやろうとしなくていい。全区間やる必要もない。まず1区間だけ、踵を上げて維持してみてほしい。 それだけでいい。 慣れてきたら、2区間に増やせばいい。続けているうちに、電車が動き出すタイミングで自然と踵が上がるようになる。習慣とはそういうものだ。 特別な時間も、特別な場所も必要ない。毎日必ずある通勤という時間が、そのままトレーニングの時間になる。 通勤という義務の時間を、自分への投資に変える 電車に乗っている時間は、誰にとっても平等に与えられた時間だ。 その時間を何に使うかは、自分が決められる。 小さな積み重ねが、10年後・20年後の自分の体をつくる。通勤という義務の時間を、静かに自分への投資に変えていく——それだけのことだ。

2026年6月2日
ハンドグリップで握力トレーニング

移動中にハンドグリップ。ながら筋トレで握力を鍛える話

この記事でわかること ジムでは鍛えにくい握力を移動中に鍛える方法 ハンドグリップの選び方と適切な回数・セット数 「ながら筋トレ」で生産性を上げる考え方 結論:移動時間にハンドグリップ。これが私の握力トレーニング ジムにはたくさんのトレーニングマシンがある。 胸・背中・脚・肩——それぞれ専用のマシンが揃っている。 でも、握力を鍛えるマシンはあまり見かけない。 だから私は、ジムでは握力を鍛えない。 代わりに使うのがハンドグリップだ。移動時間の隙間に「にぎにぎ」するだけ。それが私の握力トレーニングだ。 ハンドグリップとは 握力を鍛えるための器具で、一般的に**「ハンドグリップ」**と呼ばれる。 バネ状の金属やゴム素材でできており、手のひらで握って閉じることで前腕・手指・手首の筋肉を鍛えられる。 コンパクトで軽く、**カバンやポケットに入れて持ち運べる。**これが最大の特徴だ。 ジムとハンドグリップの役割分担 私のトレーニングはシンプルに分けている。 ジム → フリーウェイトやマシンで全身を鍛える 移動中 → ハンドグリップで握力を鍛える 持ち運べるものは移動中の隙間時間に使う。これだけで生産性が上がる。 徒歩での移動中、信号待ち、ちょっとした待ち時間——これまで何もしていなかった時間を、トレーニング時間に変えられる。 ハンドグリップの選び方 負荷の目安は自分の握力の80%程度だ。 ギリギリ絞れる強さではなく、少し余裕があるくらいの負荷を選ぶ。 強すぎると怪我のリスクが上がる。弱すぎると効果が出にくい。継続できる負荷を選ぶことが最優先だ。 ハンドグリップには負荷が調節できるタイプもある。最初は軽めから始めて、慣れたら少しずつ上げていくのがいい。 回数とセット数 私が実践しているのはこれだけだ。 10回 × 左右3セット 毎日、移動の隙間時間に行う 左右均等に行うことが大切だ。利き手だけ鍛えると握力のバランスが崩れる。 1セット終わったら手を入れ替えて、また10回。それを3セット繰り返す。移動中に自然とこなせる量だ。 ながら筋トレが生産性を上げる理由 ジムに行ける時間は限られている。 でも移動時間は毎日必ずある。この時間を「何もしない時間」として過ごすのか、「トレーニング時間」として使うのかで、積み重ねが大きく変わる。 ハンドグリップは、どこでも・いつでも・誰でも始められるながら筋トレの代表格だ。 「筋トレをする時間がない」と感じている人ほど、移動時間の活用を試してほしい。 まとめ ジムには握力専用マシンがほぼない → 移動中にハンドグリップで補う 負荷は自分の握力の80%程度を選ぶ 10回 × 左右3セットを毎日の移動中に行う ジムはジムの役割、移動中は移動中の役割——役割分担で生産性アップ 筋トレは「まとまった時間」がなくてもできる。隙間時間の積み重ねが、未来の自分の健康をつくる。

2026年6月1日
洗濯物干し中に腕立て伏せをする男性

洗濯物干し中に腕立て伏せ。5人の子を持つ父の隙間時間筋トレ

この記事でわかること 育児・家事で時間がない中での隙間時間筋トレの実体験 洗濯物干し中に腕立て伏せを組み込む方法 隙間時間の積み重ねが未来の健康につながる理由 隙間時間の筋トレが、未来の自分を守る 子どもが5人いる。 毎朝の家事、保育園への送り——時間はあっという間になくなる。「ジムに行きたいけど時間がない」という状況は、何年も続いた。 でも、「デモ、デモ、ダッテ」と言い訳するのをやめた。 ジムに行けないなら、日常の中でやれることをやる。それが隙間時間筋トレだ。 今回は、洗濯物干し中の腕立て伏せを紹介する。 子ども5人分の洗濯物は多い 子どもが5人いると、洗濯物の量がすさまじい。 子どもたちの衣類、タオル、私の服——毎日大量の洗濯物が出る。干す作業だけで相当な時間がかかる。 これを「ただの家事」として終わらせるのはもったいない。 タイミングが重要。服からタオルへの切り替えで始める コツはタイミングだ。 まず子どもたちの衣類や自分の服を干す 服からタオルへ干すものが変わる瞬間——ここが筋トレの合図 タオルを干す前に、床に手をついて腕立て伏せを始める このタイミングを意識するだけで、毎日自然に腕立て伏せが組み込まれる。 洗濯物干しは毎日必ずある行動だから、習慣として定着しやすい。 子どもの目線は気にしない 父親が床で腕立て伏せをしている姿——子どもから見ると不思議に映るかもしれない。 気にしない。 むしろ、体を動かす姿を見せることは、子どもへのいい影響になると思っている。 ⚠️ 一つだけ要注意 腕立て伏せ中に子どもが背中に勢いよく乗っかってくることがある。 これは本当に危ない。ぎっくり腰になる。 集中してトレーニングしているときこそ、子どもの動きには注意が必要だ。「乗らないでね」と事前に一声かけておくか、子どもが落ち着いている時間を選ぶのが安全だ。 まとめ 洗濯物干し中の腕立て伏せ——シンプルだが、続けると確実に効く。 時間がない中でも「やれることをやる」発想が大切 服→タオルの切り替えタイミングを合図にする 子どもの目線は気にしない ただし、背中への急な体重はぎっくり腰に直結。要注意。 今日の隙間時間の積み重ねが、10年後・20年後の自分の健康を守る。 「時間がないからできない」ではなく、「今できることをやる」——その積み重ねだ。

2026年5月30日
肩のストレッチをする男性

筋トレのインターバルでストレッチ。肩痛・首痛が1週間で消えた話

この記事でわかること デスクワーク中心の生活で40代から肩痛・首痛に悩んだ実体験 筋トレのインターバル60秒をストレッチに使う方法 1週間で痛みが消えた理由と、今のストレッチメニューの増やし方 40代から肩痛・首痛に悩まされていた 私の仕事はデスクワークが中心だ。一日中パソコンの前に座り、画面を見続ける。 40歳を過ぎたあたりから、肩と首に違和感を感じるようになった。最初は「疲れかな」と思っていたが、だんだん痛みに変わっていった。 整形外科に行くと、先生から言われたのはシンプルなアドバイスだった。 「ストレッチをしてください。」 わかっている。でもできていなかった。 「時間がない」は言い訳だった ストレッチをしない理由はいくつもあった。 仕事が忙しくて時間が取れない まとまった時間がないとできない気がする 朝も夜も他のことで手一杯 でも正直に言えば、全部言い訳だ。 ある日、自分に問いかけた。「本当に時間がないのか?それとも、やらない理由を探しているだけなのか?」 答えは明らかだった。 インターバルの60秒に気づいた 毎朝ジムで筋トレをしている。セットとセットの間には、大体60秒のインターバルがある。 これまでそのインターバルは、ただ休んでいるだけだった。スマホを見たり、ぼーっとしたり。 「この60秒をストレッチに使えばいい。」 そう気づいたとき、もう迷わなかった。次の日から、インターバルのたびにストレッチを取り入れた。 1週間後、肩の痛みが消えた 最初は半信半疑だった。60秒のストレッチなんて、本当に効果があるのかと。 でも始めて3日ほどで肩と首が少し楽になり、1週間を過ぎた頃には、あれほど悩んでいた痛みがほとんどなくなっていた。 整形外科の先生のアドバイスは正しかった。問題は「ストレッチが必要かどうか」ではなく、「いつやるか」だったのだ。 今のインターバルストレッチメニュー 今では、インターバルのたびに様々なストレッチを行っている。 首・肩まわり 首を左右にゆっくり倒す 肩を前後に大きく回す 両手を頭の後ろで組んで、肩甲骨を寄せる 背中・胸まわり 胸を張って肩甲骨を引き寄せる 体を左右にひねる体幹のストレッチ 下半身 股関節を開くストレッチ ふくらはぎのカーフストレッチ 1回60秒でできるものをローテーションしている。筋トレの種目数が多いほど、ストレッチの種類も増える。気づけばかなりの量をこなせるようになっていた。 周りの目線は気にしない ジムでインターバル中にストレッチをしていると、目立つこともある。 特に首や肩を大きく動かしていると、周りから見れば少し変に見えるかもしれない。 でも、気にしなくていい。 ジムに来ている人はそれぞれ自分のトレーニングに集中している。誰かのストレッチをじっくり観察している人などいない。それよりも、自分の体のためにやるべきことをやる。我が道を行けばいい。 まとめ 今回は筋トレのインターバルをストレッチに活用した話をお伝えした。 デスクワーク中心の生活で40代から肩痛・首痛に悩んでいた 整形外科でストレッチを勧められていたが、「時間がない」と言い訳していた 筋トレのインターバル60秒をストレッチに使うことにした 1週間で痛みがほぼなくなった 今ではインターバルごとにストレッチメニューを増やして続けている 「時間がない」のではなく「隙間時間に気づいていない」だけかもしれない。 インターバルの60秒。毎回使えば、1時間の筋トレで10回以上のストレッチができる。これだけで体は確実に変わる。 ぜひ、あなたのインターバル時間も有効活用してみてほしい。

2026年5月30日
筋トレ中にスマホを操作している人

筋トレ中にやらないと決めていること。スマホは家に帰ってから見ればいい

この記事でわかること 筋トレ中にスマホを見ないと決めた理由 「やらないこと」を決める発想がなぜ継続しやすいか 限られたトレーニング時間を最大限に活かす考え方 筋トレ中に「やらない」と決めていること 私には、ジムでのウェイトトレーニング中に絶対にやらないと決めていることがある。 インターバル中にスマホを見ること。 ニュースを読む、SNSをチェックする、動画を流し見る——これらを一切やらない。 例外は「トレーニングに関する検索」だけ 完全にスマホを禁止しているわけではない。 フォームを確認したい、重量の目安を調べたい、今日やる種目を確認したい——そういったトレーニングに直接関係する検索や確認は許可している。 禁止しているのは、トレーニングと無関係なスマホ操作だ。 なぜやらないと決めたのか この写真を見てほしい。 筋トレ中にスマホを見ている。せっかくジムに来ているのに、脳の意識が画面に向いてしまっている。 「スマホは家に帰ってから見ればいいのでは?」 これが、私がスマホを封印した理由だ。 脳の意識をトレーニングに集中させる ウェイトトレーニングは、単に体を動かす作業ではない。 どの筋肉に効かせているか フォームは正しいか 次のセットで重量を上げるか維持するか こういったことを考えながら行うことで、トレーニングの質と効果が高まると考えている。 インターバルの間も、今のセットの感覚を振り返り、次のセットへの準備をする時間に使える。そこでスマホを見てしまうと、脳のスイッチが切り替わり、集中が途切れる。 限られた時間の中で、トレーニングの生産性を最大化する。 そのために、スマホを封印している。 「やること」より「やらないこと」のほうが続けやすい 「毎日これをやろう」と決めると、できない日が出てくる。モチベーションに左右される。習慣化するまでが長い。 でも「これだけはやらない」と決めるのは、ハードルが低い。 特別な準備がいらない 意志力をほとんど使わない 「やらなかった」ことに達成感さえ覚える トレーニング中のスマホ禁止は、今ではもう考えなくても自然にできている習慣だ。最初は少し物足りなさを感じたが、慣れると逆にスマホなしのほうが集中できて気持ちいいとわかってきた。 まとめ 筋トレ中にやらないと決めていることはスマホを見ること(トレーニング関連の検索は除く)。 脳の意識をトレーニングに集中させるため 限られた時間のトレーニング生産性を高めるため 「やらないこと」はハードルが低く続けやすい ジムでスマホをいじっている人を見かけたら、こっそり心の中でこう伝えてあげてほしい。 「スマホは家に帰ってから見ればいいよ」と。

2026年5月30日
清潔なジムでのウォーキング

ルームランナーは傾斜15度・時速5.5kmがベスト。30年通い続けた私の結論

この記事でわかること ルームランナーの傾斜と速度の最適な設定 長く続けるための「自分だけのペース」の見つけ方 ルームランナーのメリット・デメリット 結論:傾斜15度、速度5.5km/h。これが私のたどり着いた答え ジムのルームランナーを何年も使い続けて、最終的にこの設定に落ち着いた。 傾斜:15度(マシンの最大傾斜) 速度:5.5km/h キツすぎず、ゆるすぎない。翌朝また来ようと思える強度。これが「継続できる」という観点で私がたどり着いた設定だ。 なぜ傾斜は最大(15度)にするのか ルームランナーを水平のまま歩くと、正直なところ負荷が低い。 同じ時間・同じ速度でも、傾斜をつけるだけで消費カロリーが大きく変わる。傾斜15度のウォーキングは、平地を走るのと近い負荷になると言われている。 走らなくても、傾斜で追い込める。 これが最大傾斜を使う理由だ。 膝への負担も、走るよりウォーキングのほうが少ない。50代の体には、長く続けられる「歩く」という選択肢が合っている。 なぜ速度は5.5km/hなのか これは長い経験の末にたどり着いた数字だ。 遅すぎる(〜4km/h):負荷が低く、運動している感覚が薄い 速すぎる(7km/h〜):息が上がり、翌日疲れが残る 5.5km/h:会話ができるギリギリのペース。心地よく汗をかける 毎朝続けることが目的なので、「今日もきつかった」ではなく「今日も気持ちよかった」で終われる強度が正解だ。 読者のみなさんも、最初は4〜5km/hから始めて、自分が心地よく続けられる速度を見つけてほしい。正解は人それぞれ違う。 周りが走っていても、気にしなくていい ジムでルームランナーを使っていると、隣で颯爽と走っている人が目に入ることがある。 「自分も速くしないといけないかな」と感じる人もいるかもしれない。 気にしなくていい。 その人にはその人のペースがある。自分には自分のペースがある。ジムは競争する場所ではなく、自分の体と向き合う場所だ。 私も30年以上ジムに通っているが、今でも5.5km/hで淡々と歩いている。それで十分な結果が出ている。 ルームランナーのメリット ① 天候に左右されない 雨の日も、真夏も、真冬も関係ない。屋外ウォーキングと違い、毎日同じ環境で運動できる。 ② 速度・傾斜を数値で管理できる 「今日は5.5km/h・傾斜15度で40分」と記録できる。自分の運動量を正確に把握できるのは、屋外にはないメリットだ。 ③ 膝への負担が走るより少ない 傾斜ウォーキングは、ランニングと比べて膝への衝撃が少ない。長く続けたい50代には向いている選択だ。 ④ 有酸素運動として効果が高い 傾斜をつけることで、ウォーキングでも十分な有酸素効果が得られる。脂肪燃焼にも有効だ。 ルームランナーのデメリット ① 単調で飽きやすい 同じ景色、同じ動作の繰り返しは、慣れるまで退屈に感じることがある。音楽や動画を活用するのがおすすめだ。 ② マシンが埋まることがある 夕方や週末の混んでいる時間帯は、ルームランナーが全台使用中のこともある。早朝に行くと、この問題はほぼ解消される。 ③ 屋外と感覚が異なる ベルトが動くため、屋外を歩くのとは筋肉の使われ方が少し異なる。体幹への刺激は屋外のほうがやや高い面もある。 まとめ ルームランナーの使い方は、シンプルでいい。 傾斜:最大(15度)にする 速度:自分が無理なく続けられるペースに設定する(私は5.5km/h) 周りのペースは気にしない。我が道を行く 毎日続けることが、何より大切だ。無理のない設定で、長く続ける。それだけで体は確実に変わっていく。 まだ自分の設定が決まっていない人は、今日から少しずつ試してみてほしい。

2026年5月29日